2周年の節目で「八掛屋」を数字からお見せします。その3

今回の台風は一過とはいかずに、長期間にわたって雨が降り続き、通り過ぎてもなかなか天候が回復しません。

嵐山近くの桂川の流れをを見に行きましたが、濁流が両岸に迫るように流れていました。


さて、重ねて申し上げておりますが、おかげさまで「八掛屋」もこの9月で開店3年目に入りました。

多くのお客様にお買い上げをいただきまして、ありがとうございました。


2周年の節目で「八掛屋」を数字からお見せしますの、その3です。

「八掛屋」の販売点数ベスト5の色番号は次の通りです。

1、№318(紬無地八掛) 紺系

2、№302(紬無地八掛) 金茶系

3、№123(精華ぼかし八掛) ローズピンク系

4、№112(精華ぼかし八掛) 銀ネズ系

5、№101(精華ぼかし八掛) ベージュ系

上位の色から解説しますと、紬の色は40色しかないので、精華ぼかし八掛より注文が集中したので上位にあると思います。

第1位の紬の紺は無難に長い間お召しになるのにいい色です。

第2位の金茶は不思議な色で、表地が地味なときに引きたてたり、紬の赤みを抑えたりしますので、合わせやすい色で、私は八掛の色に困った時の金茶と言っています。

第3位は、紫がかったローズピンクです。付け下げや、小紋の表地をやさしく合わせる優れた色です。

第4位の銀ネズは、引きたて役ではなくあくまで、表地を際立させるあらゆる年代の方に使っていただける色です。近年売れが増えている感じがする色です。

第5位は、濃度が薄い表地に地味ではなくて、控え目に主張する色で、合わせやすいので、墨黒の色が売れなくなった頃から動くようになった色です。

八掛の色は表地の流行と共に変化します。しかし、近年お客様の傾向は着物ライフを「楽しむ」で、八掛の色が選ばれているように感じています。

八掛屋はお客様の「楽しむ心」を大切にさせていただくように、商品を取りそろえて行きたいと思っております。

次回は新しい話題で。