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ホーム八掛屋の店主日記2009年10月
2009年10月
八掛屋の店主日記:3
2009年10月26日
いつもご覧頂きまして誠にありがとうございます。

第一回目は如何だったでしょうか?
不評でないことを祈っています!

さて、今回は、
「基礎知識 其の二:八掛のぼかし染め編」
をお届けいたします。

ぼかし染めも古くから行われている技法のひとつです。
生地を吊って、ぼかしをする技法などもございますが、
当店の八掛に使用されているのは、引染めの手ぼかしという技法になります。

ぼかし染めもやはり、
長年お付き合いさせてもらっている、京都市内の染屋さんに白生地をお預けして、
丁寧に丁寧に染め上げていただいております。

その方法を簡単に説明すると、、、

①白生地の両端を木で引っ張り、生地のシワを伸ばして固定。

②地入れなど、染料が浸み込みやすくするように生地整理を行う。

③微妙な色の違いを表現するために、染料を調合する。

④染め色に変化が出ないよう、端から一気に刷毛でぼかしていきます。

④-1工程
④-2工程

⑤染料を定着、蒸して乾燥させて完成!


…勿論しっかりと検品を重ねて、
ようやくお目見え、職人の手仕事ならではの、
温かみのあるぼかしの表情が生まれるわけですね。

着物の良さというのは、手仕事に尽きる。
、とまでは言えない昨今なので、
八掛が手仕事で仕上げられているって、
知らなかった方も意外と多いのではないでしょうか。


反物

↑というわけで、こちらが染め上がった反物。
皆様のお手元に送り出すまで、こちらで大事に預からせていただいてます!

次回は「基礎知識 其の三」を予定しています。
お楽しみに♪
2009年10月19日
いつもご覧頂きまして誠にありがとうございます。

記念すべき第一回の本日は、、、
「基礎知識 其の一:八掛の無地染め編」
をお届けしようと思っています。

無地染めは、古くは草木染めに代表されるように、
生糸を織り上げた白生地を染料に浸し、
色が均一になるように染め上げる手法です。

当店では京都市内の染屋さんに白生地をお預けして、
丁寧に丁寧に染め上げていただいております。

その方法を簡単に説明すると、、、

①微妙な色の違いを表現するために、染料を調合する。

②専用の機械に白生地をセットして、色ムラが出ないよう、回転させながら染料に浸す。

②工程

③染め上った反物を水洗いして脱水、乾燥させて完成!


…機械を使っているとはいえ、
色ムラがでないようにきちんと染め上げるのは、やはり熟練の技。
信用が無ければやってはいけません。
本当に頭が下がります。

とはいえ、完璧なお品をお届けするのが私たちの役目。
非情なようですが、、、
さらに検品を重ねて、、、、

反物

↑こちらが染め上がった反物。
大事に当店で保管しております。

次回は「基礎知識 其の二」を予定しています。
お楽しみに♪
2009年10月17日
いつもご来店頂きまして、誠にありがとうございます!

京都は冷え込んでまいりました。
皆様お体の調子には特にお気をつけくださいませ。

さて、この度、
もっと身近に八掛や裏物のことを知っていただければと思い立ちまして、
「八掛屋の店主日記」をはじめてみました♪


なかなか更新できないかもしれませんが、
地道にやっていこうと思っていますので、
温かい目で見守っていただければ幸いですm(_ _)m


さて、はじめたものの、
どのようなことを書いていこうか、いきなり悩んでいます(笑)


…色々悩んだ挙句、、、
まずは、、、

八掛ってどうやって染めるの?

からはじめて行こうかなと思っています。


近日中に公開できると思いますので、
八掛屋ともどもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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