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ホーム八掛屋の店主日記2009年11月
2009年11月
八掛屋の店主日記:4
2009年11月30日
いつもご覧頂きまして誠にありがとうございます。

すっかり冬らしい気温になってまいりました。
皆様寒さ対策にお気をつけ下さいませ。

すっかり大好評(?)店主日記、第六回をお届けします!

今回は、胴裏に追加の画像を載せましたので、
そのお知らせです。


国産の胴裏地、
「胴裏 絹ばら 羽二重 」
には、
安心の防カビ・防収縮・黄変防止加工の、、
ホワイトキーピング加工の画像を、

中国産の胴裏地、
「胴裏 羽二重」
には、
安心の防カビ・防収縮・黄変防止加工
ハイ・サーパス加工の画像を、

追加いたしました!


より安心してお買い求めいただけるよう、
努力してまいりますので、
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて次回こそは、、、
「蒸し」のご紹介をしたいと思っています。
お楽しみに♪
2009年11月23日
いつもご覧頂きまして誠にありがとうございます。

今日は3連休の最終日でしたね。
ちょっと更新遅くなりましたが、第五回!

今回は、
「お客様よりの疑問 其の一:紬生地って…」
をお届けいたします。


お客様より頂いておりますご質問。
貴重なご意見と、大変ありがたく拝見させていただき、
可能な限り、誠実な対応をさせていただきたいと思っております。

そういったご質問の中でも、特に、、、
「皆様が同じように思われているだろうな」
と感じることのできる疑問がありましたので、
「お客様よりの疑問」シリーズをしようと思い立ちました。


今回は、
「紬八掛の生地ってこんなに薄くて大丈夫なんですか?」
「紬八掛ってこんなに安いのはなぜ?」
という疑問にお答えいたします!

確かに紬八掛の生地といえば、、
太い糸番手の駒糸を経緯糸として使用された、
風合いの硬い厚手の丈夫そうな両駒の生地が多く見られます。

ところがこの両駒の生地。
国産の生地であっても、
簡単に裾が擦り切れてしまうという苦情が出ているんです。

それは、、、
「糸が太い」=「接触する面積が多い」=「摩擦に弱い」
という弱点を抱えているためです。

そこで、、、
当店の紬八掛では、
経糸は細い糸、緯糸は駒糸というように、
経緯の糸質を変えて、柔らかくコシある生地にしております。

その結果、、、
紬の表地との動きに合うようになり、
また、糸組織も従来の生地よりも緻密になったことで、
裾切れの改善を、多くのきものファンの皆様から頂戴しております。

その薄さこそが、丈夫さの証明なんです!


また、当店の紬八掛が価格が安すぎて不安とのことについては、
中国生産でコストを削減したのが大きな理由のひとつです。

以前は当店も国内生産に拘っていたのですが、
養蚕家の激減とともに、経糸に使用している優良な細い糸が
国内では手に入りにくい状況になってしまい、、、
現在でも養蚕体勢の整っている中国の優良な糸を使用することに致しました。

同時に、中国の糸を使用するのであれば、
出来る限りお届けする価格も抑えたいと思い、
原料から製織まで全てを中国で行うことも決意したというわけです。

さらに、平だたみの八掛を丸巻きにし、不要なラベルも外して、
コストダウンに成功したという内幕もございます。

勿論、品質には自信がございます!
中国産の生地の表示は、現在産地表示の義務といったものとは別に、
その自信の表れとお考えいただければ幸いです。


今回はちょっと長くなってしまいましたが、、、
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

さて次回は、、、
「基礎知識 其の二:八掛のぼかし染め編」の工程⑤で、
さらっと「蒸して」と記載した、「蒸し」の写真を見つけましたので、
ご紹介したいと思います。
お楽しみに♪

2009年11月16日
いつもご覧頂きまして誠にありがとうございます。

いよいよ第四回!

今回は、
「基礎知識 其の四:広幅と小幅編」
をお届けいたします。

当店の商品では、生地の情報として、
広幅・小幅を明記させていただいております。

が、、、

広幅と小幅って一体どう違うのかってご存知ですか?

意外と知られておりませんので、
ここでご紹介させていただこうかと思います。


さて、広幅・小幅。

名前の通り、幅の大小の違いの事なんですが、
たとえば胴裏の場合、用尺は同じなので、必要な幅は当然決まっています。

それなのに広幅・小幅。

一体どう云うことでしょうか?

それは、、、
最初に織り上げるときの違いです。

つまり、
小幅は、お届けするそのままの幅で織り上げられ、
広幅は、2、3枚分の幅で織り上げ、その後カットして一枚分にされている、
ということなのです。

広幅は、2、3枚分を一遍に織り上げるので、
その分コストダウンが図れますが、
1枚にするのにカットが必要になり、
カットの方法によっては始末が悪いこともあります。

現在では、1枚分ごとにきちんと耳をつけ、
その部分をカットすることで改善されたりしています。

生地の質自体は変わりませんが、
小幅はやはり安心できるものかと思います。

というわけで、
生地を選ぶ際には、ちょっと気にしてみてはいかがでしょうか。

今回は画像が無く、淋しい感じになってしまいましたが、
次回は、、、
「お客様よりの疑問 其の一」を予定しています。
また、画像が出ない感じですが、お楽しみに♪
2009年11月09日
いつもご覧頂きまして誠にありがとうございます。

中一週間頂きましての第三回!

いつもの通り、色々悩んだ末に、今回は、
「基礎知識 其の三:生地の整理編」
をお届けいたします。

前回までは染の加工についてで、
染め上がったら、そのまま当店に来ているかのような感じで書きましたが、
実は、、、
大事な大事な仕上げ加工―整理―が残っております。

整理もやはり整理屋さんがいて、
当店ではそちらにお願いして生地整理していただいております。

のりで適度な柔らかさと風合いを付けて乾燥させる、のり入れ。
のり入れ工程

そして、蒸気の出るドラムを回しながらテンター加工で幅を揃える、仕上げ。
テンター加工

この大事な作業を経て、当店に正式に納品となります。

京友禅に代表されるように、京都の仕事は基本的に分業スタイル。
それぞれに専門の職人さんがいて、それぞれに誇りを持って取り組まれています。

人の手から人の手へ。
そして、皆様のもとへ。
少しでもそのお手伝いが出来ればと思います。

さて、次回は、、、
次回は「基礎知識 其の四」を予定しています。
お楽しみに♪
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